多チャンネル同時サンプルAD・DA変換インタフェースシステム
DASBOX Model-Eシリーズ

旧・新 比較表はこちら

DASBOX Model-EシリーズAD・DAインタフェースシステム







概要・特長 共通仕様 モデル別仕様 モジュール別仕様 ブロック図 全て表示
■概要
 DASBOX Model-Eシリーズは、アナログ信号を伴った計測処理、制御処理の高速高精度化、多チャンネル化、及びホストCPUの負荷軽減というニーズにフルに対応することを目的に開発された高速多チャンネルのAD・DA変換インタフェースシステムです。
今や各種コンピュータに標準実装されているイーサネット(TCP/IP)ネットワークインタフェースによりオープンな環境を提供し、高機能な計測制御、実験解析支援ソフトウェアをサポートしています。
DASBOX Model-Eシリーズは、主に大手メーカーの研究所や学校などの公共研究機関で、電気通信、メカトロニクス、建築土木、 バイオ、自動車、航空宇宙関連などで幅広く利用されています。
あくまで基本機能を重視し、無駄の無い、そしてグレードアップやシステム変更が容易にできる構成とし、一貫した アーキテクチャに基づいてシリーズ化を行い、機能及び性能の強化を図ってきました。 DASBOX Model-Eシリーズは次世代の計測制御システムを見据えた、よりオープン、そしてよりフレキシブルな計測ニーズ や、より高速なリアルタイム処理環境に応えるだめ、モデルを一新しLANインタフェースを標準装備、さらにAD変換分解能 24bit(ビット)対応の標準化などアナログ信号入出力部の性能向上をはじめ、各種ディジタル信号入出力用のモジュールの拡充を図りました。
音、振動、ひずみなどの物理量のデータ収集・データ解析、計装システムの多現象監視・制御、さらに医学、生体工学など、FA/LAの あらゆる分野でハイパフォーマンスな計測制御システム、実験解析システムを構築することができます。


■特長
  • 全チャンネル同時サンプル・同時出力
  • アナログ部とディジタル部がアイソレーションされ、高精度、高安定なAD・DA変換を実現
  • フレキシブルな多チャンネル入出力機能、アナログ入出力の他にディジタル信号との組み合わせも可能。
  • チャンネル独立のAD又はDA変換器を搭載し、全チャンネル同時サンプリング方式を採用。
  • FIFOバッファメモリにより、長時間連続データ収集が可能。
  • Ethernetインタフェースにより、各種のパソコンやワークステーションから容易にオペレーションが可能。
  • 複数台による全チャンネル同時計測が可能。
  • アンプ・フィルタモジュールにより、入力モード切替(AC/DC/ICP)、アンプ、フィルタ機能、入出力信号のコンディショニングを容易に行えます。


■最先端計測に挑む、信頼のインタフェース・テクノロジ

■多現象同時計測に適した、全チャンネル同時サンプリング方式。

アナログ信号入力は、サンプリングクロックにより、各チャンネル独立したAD変換器で全チャンネルの同時サンプリングを行い、チャンネル間の位相差の少ないデータ収集及び計測チャンネルの増加に伴う最高サンプリング速度低下の改善を図っています。

■12〜24ビットの高速・高精度AD変換器を採用。

AD変換器は、分解能12、16、24ビットの3種を用意しています。ユーザーの使用目的やシステム規模に合わせ最適なモジュール選択ができるよう各種の製品を備えています。

■ Ethernetインタフェースによるネットワーク環境下でのオンラインデータ収集。

 世界標準であるEthernetによりネットワーク環境下でオンラインデータ収集・制御を可能にします。Ethernetを採用することで、WSやPCに標準インタフェースとして装備されているオープンな環境を利用でき用意にシステムを構築することができます。


■ ユーザープログラムとリンクが容易な基本サブルーチンプログラムを提供。

条件設定やコマンド指令は、すべてホストCPUからのプログラマブル方式によって行なわれます。
これらのコントロールプログラムは、基本サブルーチンライブラリーとして提供いたします。

■ 多彩な計測モードをサポート。

 ソフトウェアによるノントリガモード、トリガ信号によるトリガモード、ポストトリガモード、プリトリガモードが可能です。トリガソースは、外部信号トリガ(標準)の他に入力信号トリガ(オプション)も可能です。

■ サンプリングクロックコントロール

 タイムベースに8.0000MHz(時間軸分析用)、8.1920MHz(周波数軸分析用)、6.1440MHz・5.6448MHz(デジタルオーディオ用)の水晶発信子を内蔵し、分析目的に合わせさて最適なサンプリングクロックが使用できます。さらに、サンプリングクロックはプログラマブルにより各ベースクロックを32ビットカウンタで分周して発生させますので、最大サンプリング周波数〜約0.002Hz(各ベースクロックのタップで分周)の広範囲な設定が可能です。

■ FIFOバッファメモリ


 バッファメモリとして、4MW(最大16MW)のFIFO(ファーストイン・ファーストアウト)メモリを装備しております。FIFO方式により、AD動作とホストコンピュータへのデータ転送動作を完全に非同期化し、メモリがリング状になっている為、下記の条件を満足している場合は、無限メモリとして考える事ができます。
 ホスト転送速度 > サンプリング速度
ホスト転送速度: 約2MW/秒
サンプリング速度:チャンネル数Xサンプリング周期

 

 

■共通仕様
動作設定 プログラマブル
動作モード AD動作モード ノーマルモード

トリガモード

リトリガモード

プリトリガモード

ポストトリガモード

DA動作モード ノーマルモード

トリガモード

リトリガモード

サイクルモード

サイクルトリガモード

サイクルリトリガモード

チャンネル設定方式 ランダム指定(計測するCH、及び順序を任意に設定)
サンプリング機能 タイムベース 内部:
8.0000MHz,
8.1920MHz,
6.1440MHz,
5.6448MHz

外部:
外部クロック入力(TTL)

クロック設定 32ビットカウンタで分周して設定(約0.002Hz〜最高サンプリング周波数)
最大サンプリング数 無限,1Gサンプル/フレーム
クロック出力 サンプリングクロックの同期信号を出力
トリガ機能 トリガソース 外部信号トリガ(標準)

入力信号トリガ(モジュールによる)

チャンネル数 1チャンネル
信号形式 シングルエンド
入力電圧 ±5V
入力インピーダンス 1Mオーム
トリガスロープ 立ち上がり、立ち下がり
トリガレベル ±5Vを128分割
トリガモード トリガ
リトリガ
プリトリガ
ポストトリガ
最大プリトリガサイズ (メモリ容量−100)÷CH数
データバッファメモリ FIFO方式 4Mワード(標準)
(16Mワードオプションあり)
データ形式 2'sコンプリメント
アナログ入出力形式 シングルエンド
アナログ入出力コネクタ 36ピンアンフェノールコネクタ、BNCコネクタ(モジュールによる)
ホストコンピュータインタフェース Ethernet(TCP/IP)、10BASE-T/100BASE-TX(標準)、1000BASE-TX(オプション)
ソフトウェア DASBOX基本サブルーチンプログラム(各種OS対応、別売)
多チャンネル波形スコープ「MWS」(別売)

 

■モデル別仕様

モデル名

Model-1400E Model-2800E Model-4000E

仕様

最大実装モジュール数 4枚 8枚 16枚
形状(高)×(幅)×(奥行)mm 132×450×440 265×450×440 399×480×500
重量 約15kg 約30kg
消費電力 約200VA 約400VA 約800VA
供給電源 AC100V±10%、50/60Hz
使用環境 周囲温度+5〜+35℃、湿度20%〜85%(但し、結露しないこと)

 

DASBOX Model-Eシリーズ モジュール仕様 DASBOX Model-Eシリーズ モジュール仕様
AI64-16/40M AI32-24/100M

■モジュール仕様: [1]アナログ入力モジュール

モジュール名

AI64- 16/2M AI64- 16/10M AI64- 16/40M AI32- 24/100M
仕様

A D

入力チャンネル数 64CH 64CH 64CH 32CH
入力信号形式 シングルエンド
入力電圧 ±5V(オプションで±10V指定可)
入力インピーダンス 1Mオーム以上
サンプリング方式 全チャンネル同時サンプリング
AD変換分解能 16ビット 24ビット
AD変換方式 チャンネル共通AD及び
チャンネル独立S/H
最高サンプリング周波数 2kHz 10kHz 40kHz 100kHz
入力コネクタ 36ピンアンフェノール
入力信号トリガ


■ブロック図
seriesblock_zu.jpg

(C)Copyright 2014 Kei Technos Corp.