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−製品情報−


DASBOX-Eシリーズ

DASBOX 500シリーズ

DASmini E2000シリーズ

DASmini E500シリーズ

PCI ボードシリーズ

   
用語説明

<< 弊社製品に関連する用語 >>
< チャンネル数 >
 入出力するアナログ信号の点数(又は、本数)を言います。AD変換の場合は入力チャンネル数、DA変換の場合は出力チャンネル数と言います。

< サンプリングクロック >
 AD変換及びDA変換シーケンスの起動クロックを言います。クロックの立ち上がりに同期して、AD変換及びDA変換を全チャンネル数行います。
 以下の3種類から選択可能です。
・内部の水晶発信子(8.0000MHz,8.1920MHz,6.1440MHz,5.6448MHz)のベースクロックを選択して、内部のカウンタにて分周したクロック
  例 ベースクロック 分周設定値  サンプリングクロック
     8.0000MHz    8000       1kHz
     8.1920MHz    8000       1.024kHz
     6.1440MHz     64       96kHz
     6.1440MHz     128       48kHz
     6.1440MHz     192       32kHz
     5.6448MHz     128       44.1kHz
  注)製品により、ベースクロックが異なる場合があります。
・外部クロック    外部端子(CLK IN)からのクロック
・外部分周クロック 外部端子(CLK IN)からのクロックを16ビットカウンタで分周したクロック

< フレーム >
 1回分の計測を1フレームと呼びます。リトリガモードはこのフレームを指定した回数だけ繰り返します。

< フレームサイズ >
 1フレームでn回のサンプリングを行う場合に、このnをフレームサイズと呼びます。最大4G指定、又は無限が設定可能です。

< 外部トリガ信号 >
 外部の事象に同期して計測を開始したい場合に使用します。
 TRG IN端子(アナログ信号)からの入力信号を示し、電圧レベル・立ち上がり/立ち下りの指定ができ、この信号でAD動作の開始ができます。
また、機種により、入力チャンネルの何れかをトリガ信号に指定(チャンネルトリガ)できるオプションがあります。

< ランダムチャンネル指定 >
 計測するチャンネル及び順序を自由に設定できます。又、ホストコンピュータに転送する順序もこの指定で決定します。
  例 計測チャンネル数=4 計測チャンネル順序=8、4、7、1
  ソフトウェア設定
    チャンネル数    = 4
    ランダム指定
     順序   チャンネル番号
     1      8
     2      4
     3      7
     4      1

< プリトリガ >
 外部トリガ入力が発生する以前のデータのサンプリングをプリトリガ動作と呼びます。
    どのくらい前かを指定する値は、プリトリガサイズで指定します。但し、プリトリガサイズ値に達しない状態でトリガが発生した場合は、不足分のデータは不定のデータとなります。尚、不定のデータ量はプリトリガステータスコマンドにて確認できます。

< リトリガ >
 トリガモードの計測を繰り返し行うモードを、リトリガモードと呼び、トリガ入力による繰り返しサンプリングが可能となります。この時の繰り返し回数をリトリガカウンタで指定します。
   例 立ち上がりトリガを使用し、フレームサイズ=3、リトリガカウンタ=2の場合のタイミングは次の様になります。

retrigger timming

< ポストトリガ >
 トリガを受信してから、指定した間隔を遅延して計測を開始します。間隔は、指定したサンプリングクロックの個数(ポストサイズ)で指定します。
遅延時間は最大+1μSECの誤差が生じます。
  例 立ち上がりトリガ、フレームサイズ=3、ポストサイズ=2の場合のタイミングは次の様になります。サンプリング周波数=100kHz(10μ)

post timming

< サイクル動作 >

 サイクルモードは、転送されたDAデータ(フレームサイズ×チャンネル数)をサイクルカウンタで設定された回数分、繰り返し出力します。途中で、出力を停止したい場合は、ストップコマンドを使用します。但し、停止する位置は各フレームの区切り目となります。このモードはあるパターンデータを繰り返し出力したい場合に有効です。
     但し、フレームサイズには以下の制限があります。
     フレームサイズ×チャンネル数 ≦ 製品内のメモリ容量

<< AD変換に関連する用語 >>
< サンプリング定理 >
 任意の信号波形において、サンプリング後に再現するためには、サンプリング周波数の少なくとも信号周波数の2倍の周波数が必要である。
  条件式で表すと
    Fsignal < 1/2Fsample
    Fsample:サンプリング周波数
    Fsignal:サンプリングしたい信号の周波数

< エイリアシング現象 >
 周波数の折り返し現象のことで、サンプリング周波数(Fsample)の1/2以上の高周波成分を持った信号をサンプリング した時、その周波数を1/2 Fsample以下の周波数と混同してしまう現象を言います。 具体例を下記に示します。

eriazing wave



eriazing power

< アンチ・エイリアシング フィルタ >
 エイリアシング現象を防ぐ為のフィルタを言います。理想的には下図に示すような特性を持ったローパスフィルタ(LPF)で、 特徴としては
 ・カットオフ周波数(Fcutoff)までゲインを保ち、そこから減衰する。
 ・1/2FsampleからFstopの範囲の周波数成分のエイリアシング現象がFcutoffより低い周波数で生じないようにする。
 ・Fcutoff>Fsignal
などがあげられます。(但し、波形解析の見地からは位相特性も考える必要があります。)

eriazing filter

< クロストーク >
 チャンネル間で不必要な信号が漏れること,またはその割合を言います。

< アクイジションタイム >
 アナログ信号のホールド状態からサンプル状態に変わった時、出力が入力信号に追従するように変化してゆき、その誤差が規定範囲内に納まるまでの時間を言います。
弊社の場合は、ADコンバータをチャンネル毎に搭載しているため、AD変換終了後に、次のAD変換が規定範囲の精度内に納まるまでのADコンバータのサンプリング時間を言います。

< ICPモード >
"ICP" は "Integrated Circuit Piezoelectric" の略称でPCB社の登録商標です。 ICP型のセンサは "電圧出力型"、 "低インピーダンス出力型" と呼ばれています。 センサで内蔵された回路は圧電素子から出力された高インピーダンスの電荷出力を低インピーダンスの電圧出力に変換され、同軸ケーブルで弊社のICP対応機器に接続することが可能です。
また、ICP型センサ内の回路を動作させるためには定電流源、 DC電圧電源からの電源供給が必要ですが、弊社のICP対応機器に内蔵しております。



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